
SOLD OUT
野口久光(著)
A5判732ページ/1995年6月13日発行/[ISBN4-943959-12-1]
ジャズ、映画、ミュージカルの魅力を情熱と好奇心で描いた、遺稿を含む力作の数々
著者が1982年の創刊号から1994年に亡くなる直前まで『レコード・コレクターズ』に執筆した珠玉の連載「私とジャズ」を一冊にまとめました。ジャズ、映画、ミュージカルに分け隔てなく注がれた情熱と愛情は、オールド・ファンだけでなく、若い音楽ファンの心をもきっと動かすことでしょう。
<もくじ>
■ [口絵]筆者のイラストレイションによるアルバム・カヴァーほか/筆者のSPコレクションから
■ 一番いい時代に生きた父~まえがきにかえて(野口久和)
■ 第1章 ジャズと映画が若かったころ
1)ジャズとの出会い、そして、ジャズと映画
2)ジャズの始まり、ODJBのことなど
3)ジャズが登場するハリウッド映画
4)サイレント映画考
5)ディスク式トーキー用レコードの話
6)ジャズ・アニメと小唄漫画
7)初期映画にヴォードヴィル芸を生かした人たち
■ 第2章 アメリカン・ミュージック&ミュージカル
1)ポピュラー・ソングとの長いつき合い
2)黒人のミュージカル
3)黒人的な感覚をもった白人ソング・ライターたち
4)アーヴィング・バーリン
5)ウォルター・ドナルドソン
6)ジョニー・グリーン
7)『ショウ・ボート』をめぐって
8)ガーシュウィンの『ポーギーとベス』など
9)振付の鬼才ジェローム・ロビンズ
10)『エイント・ミスビヘイヴィン』来日公演
11)『屋根の上のヴァイオリン弾き』来日公演
12)『ファンタスティックス』
13)『アイ・ガット・マーマン』
14)『メリー・ウィドウ』名古屋版
15)シャーリー・マクレインの独演
16)ふるさときゃらばん
■ 第3章 センチメンタル・ジャーニーズ
1)浅草の想い出
2)中国に寄せる思い
3)山口淑子さんのこと
4)服部良一さんをしのんで
5)ふるさときゃらばんと中国へ
6)ふるさときゃらばんの日米合作
7)ふるさときゃらばんとバルセロナへ
8)ふるさときゃらばんと韓国へ
9)四年ぶりのニューヨーク
10)イタリア駆け足旅行
11)シアトルの芸術祭
■ 第4章 忘れがたいジャズの巨人たち
1)ルイ・アームストロング
2)デューク・エリントン
3)ビックス・バイダーベック
4)ベニー・グッドマン
5)カウント・ベイシー
6)ベニー・カーター
7)ディジー・ガレスピー
8)マイルス・デイヴィス
■ 第5章 心に残るエンタテイナーたち
1)リリアン・ギッシュ
2)D・W・グリフィス
3)チャールズ・チャップリン
4)ジョージ・M・コーハン
5)アル・ジョルソン
6)フレッド・アステア
7)モリス・シュヴァリエ
8)ジョゼフィン・ベイカー
9)マレーネ・ディートリッヒ
10)エセル・ウォーターズ
11)マキシン・サリヴァン
12)トーチ・シンガーたち
13)クルーナーたち
14)ダイナ・ショア
■ さよなら、野口久光先生(瀬川昌久×本田悦久×中村とうよう)
■ 作品リスト/ディスコグラフィ
ジャズが登場するハリウッド映画
ジャズメンが出演した映画
映画に出演したジャズメン
サイレント映画
日本公開された連続映画
マックス・フライシャー
ジャズ・アニメ
スクリーン・ソングス・シリーズ
初期映画とヴォードヴィル
サイレント映画の珍優たち
黒人のミュージカル
ブロードウェイに進出した作品
アーヴィング・バーリン
ミュージカル、レヴューの曲
スタンダードになった歌曲
曲が使われた全映画
ジェローム・ロビンズ
振付及び演出作品
ミッジ・ウィリアムス
ディスコグラフィ
山口淑子(李香蘭・シャーリー山口)
李香蘭ディスコグラフィ
出演映画
ルイ・アームストロング
出演映画
デューク・エリントン
初期の録音
ビックス・バイダーベック
ディスコグラフィ(1924~1930)
リリアン・ギッシュ
出演映画
D・W・グリフィス
主な監督作品
ジョージ・M・コーハン
原作・制作・出演作品
アル・ジョルソン
出演映画
録音曲
フレッド・アステア
舞台出演作品
出演映画
モリス・シュヴァリエ
出演映画
エセル・ウォーターズ
出演映画
■ あとがき
■ 索引