SOLD OUT
中村とうよう(著)
四六判288ページ/1999年10月30日発行/[ISBN4-943959-19-9]
とうようズ コレクション
ジャズとは何なのか、その成り立ちから本質を探り出し、周辺の音楽の面白さにも目を向けた画期的なジャズ評論集
<もくじ>
■ まえがき
■ part1 中村ジャズ理論の基底
ジャズをどう捉えるか
ジャズにおける黒人と白人
ジャズ史へのアプローチ
相倉久人のジャズ把握
ブルースはジャズの下部構造か
都市化する田舎者の歌
エリントンが黒人音楽への入り口になった
■ part2 ジャズを取り巻く芸能文化
コトン・クラブと黒人芸能の裏面史
スキャット・ヴォーカルとは何か
ファンキーを考える
ジャイヴ・ミュージックを語る(対談=土山和敏×中村とうよう)
■ part3 異色の黒人アーティスト群像
ハーフ・パイント・ジャクソン
キャブ・キャロウェイ
ヴァレイダ・スノウ
ダイナ・ワシントン
ダコータ・ステイトン
スリム・ゲイラード
■ part4 70~80年代のジャズの動き
ロックに接近する前衛ジャズ
マイルズ・デイヴィスという男
『アガルタの凱歌』を聞く
ジャズの芸術志向がもたらした形骸化
ジャズの新しい波
カーラ・ブレイの、ジャズを超えた真のジャズ
■ part5 ミュージシャンのナマの声
マックス・ローチ~ある黒人ミュージシャンの歩んだ道
レスター・ボウイ~色彩あふれるサウンドで絵を描きたい
ジェイムズ・ブラッド・ウルマー~ぼくの音楽はハーモロディック・ファンクだ
ラウンジ・リザーヅ~ジャズよりもコンポーズされた音楽をやりたい
■ part6 不定形な存在としてのジャズ〔書き下ろし〕
不定形な存在としてのジャズ
■ あとがき
■ アーティスト・バンド名索引