A5判256ページ／2014年1月1日発行［雑誌19637-1］ 【特集】 追悼 ルー・リード ルー・リードが2013年10月27日に亡くなりました。1965年にリードがジョン・ケイルらと結成したヴェルヴェット・アンダーグラウンドは、短い活動期間にもかかわらず、パンク／ニュー・ウェイヴ世代をはじめとした多くのミュージシャンに影響を与えてきました。72年にソロ・デビューしてからも、『トランスフォーマー』『ベルリン』『メタル・マシーン・ミュージック』『ニューヨーク』といった名盤を残し、時にアヴァンギャルドな志向も見せる音楽性でロックの領域を拡大。同時にブルックリンに生まれたニューヨーカーらしい独特の詩の世界も、今なお多くの人をひきつけてやみません。偉大なパイオニアが残した功績を改めてふり返ります。 ■ 都市生活者には真実の愛、自らの表現には永遠を（鳥井賀句） ■ ＜アンケート＞ルー・リード“私の一枚”（大鷹俊一、岡村詩野、小野島大、小山哲人、直枝政広、中川五郎、中川敬、Phew、松山晋也） ■ ルー・リード インタヴュー（2003年6月号 再掲載）（鳥井賀句） ■ 唯一無二のロッカーにして優れた詩人の生涯（大鷹俊一） ■ ルー・リード人脈大図解（鳥井賀句） 　 ヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代編 　 ソロ時代編 ■ ルー・リード・ディスコグラフィー 　 オリジナル・アルバム（行川和彦） 　 映像作品（赤岩和美） ■ ヴェルヴェット・アンダーグラウンド『ホワイト・ライト／ホワイト・ヒート』45周年記念スーパー・デラックス・エディション解説（石川真一） 【特集】 チェス・レコーズ ■ 米黒人音楽の最重要レーベルから選りすぐった名作が最新リマスターの廉価盤で再発に（小出斉） ■ CHESS BEST COLLECTION 1000（小出斉、佐野ひろし、妹尾みえ、平野孝則、文屋章） 【特集】 CTIレコーズ ■ “親しみやすさ”と“芸術性”の両立を目指したジャズ・レーベルの名作がブルースペックCDで登場（原田和典） ■ CTI Supreme Collection（金澤寿和、後藤幸浩、原田和典、藤本史昭） □ エリック・クラプトン 70年代中期を代表する3タイトルの最新リマスター盤に貴重な未発表音源を加えた豪華6枚組（佐藤晃彦） □ ブリティッシュ・ビート50周年 ボーナス曲を大量に追加した日本独自企画の第1弾は60年代に大活躍した3バンドの10タイトル（犬伏功） □ ヴァージン・レコード40周年 プログレの精神が息づくレーベル・カラーが興味深く反映された各3枚組6タイトルの編集盤（松井巧） □ アムネスティ・インターナショナルとロック音楽 世界を変えたチャリティ・コンサートを計1000分以上も収録した6枚組の映像集（岡田敏一） □ ダニー・ハサウェイ 不朽の傑作『ライヴ』の未発表録音ほか膨大な貴重音源を詰め込んだ4枚組を全曲解説!（出田圭） □ ブランズウィック・レコーズ 定評ある名盤から異色作まで──シカゴ・ソウルを代表するレーベルの再発シリーズ第5&6弾（平野孝則） □ 外道 代表曲の初スタジオ録音も含む新作『魂の叫び』を加納秀人が語る（志田歩） □ エレック・レコード 多士済々なアーティストが集い自由な解放区となったレーベルの再発シリーズ第2&3弾（ヒロ宗和） □ ポール・マッカートニー 待望の来日公演とサウンドチェックが証明した“生粋のショウマン”らしさと職人魂（守田和義） □ フリーダ・ケリー インタヴュー～映画『愛しのフリーダ』で脚光を浴びた元ビートルズ公式ファンクラブの代表に聞く（宮永正隆） □ すぎやまこういち インタヴュー～ビートルズの代表曲を編曲し弦楽四重奏で表現した意欲作が再発（立川芳雄） □ ベツレヘム・レコーズ 世界初CD化11作品を含む再発シリーズ第4期の30タイトル（小峰正治） □ ザ・フォーク・クルセダーズ “フォーク”名盤『紀元貳阡年』の魅力を全方位から再検証できる4枚組（中村よお） □ グリー sings ザ・ビートルズ 米国人気ドラマで歌われた“ファブ・フォー”の無垢なるカヴァーを凝縮したサントラ盤（長谷川町蔵） □ カーペンターズ 72／74年公演の貴重音源を収めたDVDが登場（水上徹） □ ジョーン・ジェット 王道を貫いた新作と再発された初期4作（舩曳将仁） □ 戦前オールスター・ヒット・パレード大全集 戦前ポリドール黄金期の大スターによる豪華絢爛な音源集（小川真一） □ 田端義夫 30曲もの初CD化音源を収録した2枚組（鈴木啓之） REGULAR CONTENTS ◆リイシュー・アルバム・ガイド 国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします ＊今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします ＊ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム ◆インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など ◆［連載］ゲレッド・マンコウィッツが写す英国ロックの伝説（佐藤信夫）／ビートルズ来日学（宮永正隆）／ブリティッシュ・ロックの肖像（富岡秀次）／続・蒐集奇談（岡田則夫）／洋楽マン列伝～山浦正彦氏（篠崎弘）／American Rock Lyric Landscape～ロックの歌詞から見えてくるアメリカの風景（ジョージ・カックル）／大鷹俊一のレコード・コレクター紳士録／ブラウン管の向こうの音楽職人たち（濱田高志）／ちょっと一服（コモエスタ八重樫）／ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ（武田昭彦）／赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報／和久井光司のアナログ奇聴怪会／ジャズ～ポピュラー・ヴォーカル新作案内（高田敬三）／Legendary LIVE in U.K.（写真＝イアン・ディクソン）