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レコード・コレクターズ2014年12月号

838円

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A5判248ページ/2014年12月1日発行[雑誌19637-12] 【特集】 レッド・ツェッペリン『レッド・ツェッペリンIV』『聖なる館』 初期3作のリイシューに続く第2弾として、ついに『レッド・ツェッペリンIV』『聖なる館』の拡大版が登場しました。リフ・ロックとアコースティック・サウンドが究極の形で結晶した前者と、レゲエ/ファンクも取り込んで新潮流に挑んだ後者。一枚として同じ傾向の作品を残さないバンドの美学が深く刻まれ、それを最大限に味わえるのがこの2作品でしょう。音盤聴き比べや歌詞の分析、日本のファンが初めて「天国への階段」と遭遇した初来日公演なども交えた検証から、ジミー・ペイジ本人のインタヴューまで、“飛行船軍団”の果てない神秘と衝撃に迫ります。 ■ ジミー・ペイジ・インタヴュー~今回のリリースから音響理論や新バンドまで、揺るがない信念を語る(若月眞人) ■ 『レッド・ツェッペリンIV』『聖なる館』オリジナル盤の“深い森”を探検!(真保安一郎/紙ジャケ探検隊) ■ 意志さえも超えた魔術に導かれ、ハード・ロックの対岸へ(伊藤秀世) ■ “ロック文明開化の年”に音楽青年(ヤング)を狂熱させた初来日公演をふり返る(大野祥之×保科好宏) ■ 『レッド・ツェッペリンIV』『聖なる館』全曲ガイド+スーパー・デラックス・エディション紹介   『レッド・ツェッペリンIV』(松井巧)   『同 スーパー・デラックス・エディション』(小山哲人)   『聖なる館』(松井巧)   『同 スーパー・デラックス・エディション』(白谷潔弘) ■ 「天国への階段」にのぞき見た“神話のつづれおり”(山崎智之) ■ 『聖なる館』のアートワークをめぐる奇妙な群像劇(佐藤大貴) ■ 壮大な“ワールド・ミュージック”を探求する近年のロバート・プラント(能地祐子) 【特集】 ピンク・フロイド『永遠(TOWA)』 9月号の『対(TSUI)』特集でも予告したピンク・フロイドの新作が、遂にその姿を現わしました。一部がアルバム『対(TSUI)』として結実した1993年の膨大なセッション音源から抽出し、新たなレコーディング/スタジオ・ワークを経て完成したアルバムです。フィル・マンザネラ、ユースらが共同プロデュースで名を連ね、2008年に惜しくも亡くなったリチャード・ライトに捧げられたこの『永遠(TOWA)』は、21世紀に誕生したピンク・フロイド最初の作品であり、恐らく彼らのラスト・アルバムになるだろうとも言われています。1965年に幕を開けたピンク・フロイドの50年もの歴史は、本作をもって“永遠”に閉じられてしまうのでしょうか。 ■ 20年にわたる『永遠(TOWA)』への道程(赤岩和美) ■ 『永遠(TOWA)』全曲ガイド(石川真一) 【特集】 ボブ・ディラン&ザ・バンド『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート』 1967年にボブ・ディランが後のザ・バンドのメンバーと主に“ビッグ・ピンク”の地下室で繰り広げた演奏は、ガース・ハドソンによって録音されていました。その録音は音楽業界内に流通、ザ・バーズらによってカヴァーもされ、69年にはブートレグも出されることになります。75年には一部が正規に『地下室』としてリリースされたこの“ベースメント・テープス”ですが、大量のカヴァーも含む、その後のディランやザ・バンドの活動の礎となった重要なものとして、長年にわたってファンの間で研究の対象になってきました。本誌でも98年6月号で特集していますが、その時点でも不明な点は多かったのです。しかし、ついに今回の“ブートレッグ・シリーズ”第11集で“ベースメント・テープス”がリリースになりました。70年代以降の英米のロックに大きな影響を与えた、歴史的なセッションの全貌が明らかになる時がようやくやって来たのです。 ■ 新たな研究段階に入った“ベースメント・テープス”の実像(佐野ひろし) ■ 『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート』完全ガイド(和久井光司) ■ ルーツ・ミュージック解釈のあり方を変えた“地下室セッション”とその影響(松永良平) □ ローリング・ストーンズ 配信音源<オフィシャル・ブートレグ>シリーズがついに映像で登場!(藤井貴之) □ デイヴィッド・ボウイ 選曲/曲順にそれぞれ趣向を凝らした3形態でリリースされる新装ベスト盤(安田謙一) □ ロバート・ワイアット ブレない美学を聴かせる2枚組ベストとオリジナル・アルバムなど8枚がリイシュー(大鷹俊一) □ オジー・オズボーン 貴重映像を多数収めた2枚組DVDとベストCDで35年の軌跡を振り返る(奥村裕司) □ マラコ・レコーズ 南部の地域性を見失わない音作りを今なお貫く名門ソウル・レーベルの再発第2弾(平野孝則) □ クイーン マイケル・ジャクソンとのデュオなど未発表音源に注目が集まる珠玉のラヴ・ソング集(芳賀崇) □ フリップ&イーノ 75年のライヴが、会場で使ったループ音源まで収録した3枚組で待望のCD化(立川芳雄) □ エリック・クラプトン 2014年の来日公演から、本人の発言と全国各地の名演をたっぷり収めた映像作品(青山陽一) □ エンヤ・レコーズ ヨーロッパを代表する名門ジャズ・レーベルの廉価リイシュー・シリーズ第3弾(原田和典) □ 五つの赤い風船 絵画的/実験的なサウンドを紡いだフォーク・グループのURC音源集7枚組(ヒロ宗和) □ 『デンセンマン ありがとう』 昭和の人気TV番組から生まれたおとぼけヒーローのアルバムが遂に初CD化(加藤義彦) □ 『ヒプノシス│アーカイヴズ』 異能デザイン集団の真実により近づける充実の作品集が登場(青柳聡) □ サンタナ 官能的ギターと歌手/演奏陣の高揚感が凄まじい最新ライヴ作(山本幸洋) REGULAR CONTENTS ◆リイシュー・アルバム・ガイド 国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします *今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします *ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム ◆インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など ◆[連載]写真家ゲレッド・マンコウィッツが語る英国ロックの伝説(佐藤信夫)/ビートルズ来日学(宮永正隆)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/ストリング・ゼム・アロング(ジョージ・カックル)/洋楽マン列伝~横田晶氏(篠崎弘)/大鷹俊一のレコード・コレクター紳士録/続・蒐集奇談(岡田則夫)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/和久井光司のアナログ奇聴怪会/ジャズ~ポピュラー・ヴォーカル新作案内(高田敬三)/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)

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