A5判200ページ/2015年6月1日発行[雑誌08479-6]
【特集】 ceroと新しいシティ・ポップ
デビュー以来、“ローカルな東京”を描きだすポップ・ミュージックを生み出し続けてきたcero。時にそれは“シティ・ポップ”と呼ばれ、彼ら自身は当惑する。しかし、かつてのシティ・ポップと同じように、ほんのりと、現在進行形の黒人音楽からの影響を醸し出しながら、都市の生活に根ざした音楽は、同時多発的に、あちこちで鳴り響いている。そうした、現代に更新された“新しいシティ・ポップ”を、大胆な変化を遂げたceroの新作にあわせて、特集します。
■ ceroロング・インタヴュー~2015年に“シティ・ポップ”をやるなら、新しいものとして切り開いていかないと(原雅明)
■ 現代R&Bの影響を受けて、イメージを変容させる~新しい“シティ・ポップ”(渡辺裕也)
■ シーンのキー・パーソン、行達也に聞く(金子厚武)
■ ディスク・ガイド(岡村詩野、金子厚武、坂内優太、田中亮太、渡辺裕也)
□ ORIGINAL LOVE~『風の歌を聴け』のリズム隊が再集結(能地祐子)
□ ASIAN KUNG-FU GENERATION~フー・ファイターズのスタジオで録音(廿楽玲子)
□ ケンドリック・ラマー(小林雅明)
□ ジム・オルーク(岡村詩野)
□ ポール・ウェラー(油納将志)
□ タイヨンダイ・ブラクストン(松山晋也)
□ 大貫妙子×小松亮太(真保みゆき)
□ CTA(栗本斉)
□ 柴山一幸(小倉エージ)
□ KGDR(ex.キング・ギドラ)(yaminoni)
□ JB、スライ~ファンクの巨人の映画2本(河地依子)
□ ソンゴイ・ブルース(石田昌隆)
□ 沖縄の現在(松村洋)
□ 最新キューバ・リポート(板垣真理子)
Front Line
◇ メロディ・ガルドー
◇ FFS
◇ ハーバート
◇ SATOSHI TOMIIE
◇ ジャガ・ジャジスト
◇ FTISLAND
REGULAR CONTENTS
◆アルバム・ピックアップ……注目の新作をじっくり批評。
cero/Kendrick Lamar/Mumford & Sons/Jim O’Rourke/Blur/Paul Weller/ORIGINAL LOVE/Nina Becker ほか
◆クロス・レヴュー……4人の評者が採点評価で誌上バトル!
◆アルバム・レヴュー/ヴィデオ・レヴュー……洋楽・邦楽の最新リリース200~300タイトルを鋭い評文とともに10点満点で採点。音楽ライフの頼れる味方!
◆輸入盤紹介……世界各国あらゆるジャンルの注目作を詳細にいち早く!
Indra Rios-Moore/Ryley Walker/Screaming Headless Torsos/Wale/HK/Thomas Mapfumo ほか
◆[連載]行川和彦の“りある”インディ盤紹介 Do It Yourself!/安田謙一のこれがヒットか!?/野沢あぐむの痛快!艶歌まる齧り/萩原健太のコンパクト・ディスカヴァリー/大森さわこのソフトにキメて!~新着映画DVD紹介
◆国内外の音楽関連ニュース/ライヴ、本、映画の本格的レヴュー/コンサート情報など