A5判240ページ/2015年10月1日発行[雑誌19637-10]
【特集】 ポール・マッカートニー『タッグ・オブ・ウォー』『パイプス・オブ・ピース』
ポール・マッカートニーがウィングス解散後に発表した2枚のアルバム『タッグ・オブ・ウォー』と『パイプス・オブ・ピース』の“アーカイヴ・コレクション”シリーズがリリースになります。前者にはスティーヴィー・ワンダーとの「エボニー・アンド・アイヴォリー」や亡くなったジョン・レノンへの追悼曲も収録。後者にはマイケル・ジャクソンとの「セイ・セイ・セイ」などの豪華な共演も含み、共にジョージ・マーティンのプロデュースで充実したアルバムが残されました。“スーパー・デラックス・エディション”に収録された印象的なヴィデオ・クリップの数々からも、1980年代のポールの魅力が蘇ります。
■ グラフィック・ステーション(鯉沼孝行)
『タッグ・オブ・ウォー』のオリジナル盤+各国盤
『パイプス・オブ・ピース』のオリジナル盤+各国盤
シングル盤
■ ポールお気に入りのリゾートと『タッグ・オブ・ウォー』(井上ジェイ)
■ バンドからソロへ──現在のポールへとつながる2枚のアルバム(速水丈)
■ レコスケくん<『パイプス・オブ・ピース』はお荷物か?>の巻(本秀康)
■ 飽くなき探究心で挑んだ豪華客演陣とのコラボレーション(萩原健太)
■ MTV開局と同時にピークを迎えていたポールの映像熱(長谷川町蔵)
■ 全曲ガイド+スーパー・デラックス・エディション紹介
『タッグ・オブ・ウォー』(安田謙一)
『タッグ・オブ・ウォー~スーパー・デラックス・エディション』(犬伏功)
『パイプス・オブ・ピース』(森山直明)
『パイプス・オブ・ピース~スーパー・デラックス・エディション』(森山直明)
【特集】 パブリック・イメージ・リミテッド
パブリック・イメージ・リミテッド(PiL)は1978年にセックス・ピストルズから脱退したジョン・ライドンが、友人だったジャー・ウォブル、キース・レヴィンらと結成。レゲエやジャーマン・ロックなどにも影響を受け、ポスト・パンク~ニュー・ウェイヴの時代の中で、最も先鋭的なサウンドを聞かせるバンドの一つとして高い評価を得ました。メンバーが激しく入れ替わりながらもライドンは活動を続けますが、1992年にバンドは解散します。しかし、2009年には旧メンバーを中心に活動を再開、2012年にリリースした20年ぶりのアルバムに続く今回の新作でも、エネルギーに溢れたサウンドを聞かせてくれています。
■ ジョン・ライドン・インタヴュー~新作のコンセプトは、“いま世界が必要としていること…”だ(大鷹俊一)
■ PiLヒストリー(小野島大)
■ 不屈の芸人根性で築いてきた永遠のニュー・ウェイヴ(和久井光司)
■ パブリック・イメージ・リミテッド・ディスコグラフィー
オリジナル・アルバム(行川和彦)
シングル/オリジナル・アルバム未収録音源(真保安一郎/紙ジャケ探検隊)
■ 歴代メンバー/関係者名鑑(坂本理)
□ シンプリー・レッド 鈴木賢司
インタヴュー~ロンドンへの移住で、ギタリストは演奏スキルだけがすべてではないと思うようになりました(立川芳雄)
□ ジミ・ヘンドリクス
初出の公式音源を含む歴史的な記録『フリーダム~アトランタ・ポップ・フェスティヴァル』(細川真平)
□ エリック・カルメン
1979年と80年の日本公演のライヴ音源も収録!! ソロ・デビュー40周年を記念した紙ジャケ4作(矢口清治)
□ 岡田有希子
アルバム4枚とシングルのリマスタリング/ハイレゾ復刻プロジェクトの関係者が語る制作秘話(武田昭彦)
□ 長谷川きよし
インタヴュー~世の中にあまり知られていない作品をまとめた編集盤『THE OTHER もうあきてしまった』(中村よお)
□ Light Mellow 和モノ
シティ・ポップスが秘める世界基準のサウンドに新たな光を当てる好シリーズの続編が登場(水上徹)
□ 青樹亜依
七色のミラクル・ヴォイスの持ち主、青樹亜依の決定版がアナログ+CDで発売に(馬飼野元宏)
□ タイムレス・レコーズ
1970~80年代に活きのいい新譜をリリースしたオランダのジャズ・レーベルの復刻・第3弾(原田和典)
□ ジョン・ピザレリ
アメリカを代表するジャズ・ギタリスト&シンガーがマッカートニー・ナンバーをニューヨーク色に染め上げる(片島吉章)
REGULAR CONTENTS
◆リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
◆インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など
◆[連載]写真家ゲレッド・マンコウィッツが語る英国ロックの伝説(佐藤信夫)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/長門芳郎のマジカル・コネクション/ストリング・ゼム・アロング(ジョージ・カックル)/洋楽マン列伝~鈴木博一氏(篠崎弘)/続・蒐集奇談(岡田則夫)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)