A5判272ページ/2016年3月1日発行[雑誌19637-3]
【特集】 追悼 デイヴィッド・ボウイ
2016年1月10日、デイヴィッド・ボウイが亡くなりました。1月8日に69歳の誕生日を迎え、3年ぶりの新作『★(ブラックスター)』をリリースしたわずか二日後の出来事に、世界中が驚き悲しみに暮れたといっても過言ではないでしょう。『ジギー・スターダスト』『ヤング・アメリカン』、ベルリン三部作、『レッツ・ダンス』といった、それぞれの時代を象徴するような名作を発表し続け、また映画やファッションといった分野でも個性を発揮した、まさに孤高の存在でした。自己の人生を常人にはできないかたちで締め括った『★』を残し旅立っていった彼の偉業を振り返り、改めてその魅力を掘り下げます。
■ 最後の伝説の扉を自らの手でみごとに閉じた、“地球に落ちて来た男”(大鷹俊一)
■ デイヴィッド・ボウイ“私の一枚”(赤尾美香、ECD、市川紗椰、奥田英朗、岸野雄一、志磨遼平、高橋靖子、土屋昌巳、ピーター・バラカン、湯浅学、ROLLY)
■ エポックとなった10曲で魅力の本質を再検証する(サエキけんぞう)
■ デヴィッド・ボウイー・インタヴュー (『ニューミュージック・マガジン』79年2月号再掲載)(坂本龍一)
■ デイヴィッド・ボウイ・ヒストリー(赤岩和美)
■ 京都を愛した親日家としての素顔(岡田敏一)
■ David Bowie, 1970s Memories(鋤田正義)
■ 『★(ブラックスター)』全曲解説(安田謙一)
■ デイヴィッド・ボウイ・ディスコグラフィー
オリジナル・アルバム(小野島大)
映像作品(吉村栄一)
■ グラフィック・ステーション
『★』のLP+リトグラフ(提供=吉村栄一)
日本盤7インチ・シングル・ギャラリー(提供=常盤響/吉村栄一)
□ ザ・ポップ・グループ
“本来あるべき”かたちで再発される激昂のアジテーション『ハウ・マッチ・ロンガー』(行川和彦)
□ スティーヴ・ハケット
インタヴュー~ジェネシスの黄金時代を支えソロ活動でも異才を発揮するギタリストの来日公演が決定!(片山伸)
□ フェイセズ
全オリジナル作にシングル音源等を追加、オフィシャル音源をもれなくまとめた5枚組(青山陽一)
□ ステイタス・クォー
根強い人気を誇る“ブギ”ロック・バンドのスタイルを確立した4作品がDX版で登場(犬伏功)
□ ジェフリー・フォスケット
インタヴュー~新作『クラシック・ハーモニー』には、僕の20年間が詰まっているよ(平川雄一/ザ・ペンフレンドクラブ)
□ 名盤発見伝
定評作から埋もれていた名作まで、膨大な原盤の中から選りすぐって届けられる新シリーズ(中村彰秀)
□ プログレッシヴ/フェイマス・ドア・レコーズ
円熟期を迎えたヴェテランによるアコースティック・ジャズを多数発表したレーベルが復刻(原田和典)
□ 遠藤賢司
92~94年の雌伏期に録音された鬼気迫るライヴ/未発表音源を満載したボックス第4弾(中村よお)
□ キャロル・キング・トリビュート
注目の高まる中で開催された豪華な出演者によるトリビュート・コンサート(宇田和弘)
□ アンスラックス
『狂気のスラッシュ感染』が、初来日公演のライヴ音源を追加した2枚組DX版で登場(杉原徹彦)
□ ZUIYOアニメ・サウンドトラック
「アルプスの少女ハイジ」など名作を送り出した制作会社作品の音楽をCDで(加藤義彦)
□ 2015年1~12月号 アルバム総索引/記事一覧
REGULAR CONTENTS
◆リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
◆インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など
◆[連載]写真家ゲレッド・マンコウィッツが語る英国ロックの伝説(佐藤信夫)/ビートルズ来日学(宮永正隆)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/長門芳郎のマジカル・コネクション/洋楽マン列伝~小野志朗夫氏(篠崎弘)/大鷹俊一のレコード・コレクター紳士録/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)