A5判260ページ/2018年7月1日発行[雑誌19637-7]
【特集】 ディスコ・インフェルノ!!
映画『サタデー・ナイト・フィーバー』が日本で公開されてから40年、今回はディスコ黄金時代となる1973~82年を核にした特集をお届けします。フィリー・ソウルやファンクの周辺から始まり、ヨーロッパにまで広がったディスコの動きは、全盛期にはソウル~R&B界のヴェテランまでをも巻き込み、ポップ/ロック系アーティストも絡めとるほどの勢いを持っていました。90年代以降には、当時はアンダーグラウンドだったDJたちの動きも再評価され、現在もこのダンス・ミュージックに魅了されるファンは増えつづけています。
■ ディスコ・ヒストリー~国境・人種・ジャンルをまたいで爆発した愛と平和のサウンドの全貌(村岡裕司)
■ いま再び輝きを取り戻した一大ムーヴメントが持つ未曾有の影響力の源泉を探る(林剛×T-Groove)
■ ディスコ・アルバム選 1973-1982(荒川典久、池上尚志、大久達朗、河地依子、サエキけんぞう、JAM、T-Groove、高橋芳朗、能地祐子、萩原健太、林剛、人見欣幸、馬飼野元宏、安田謙一、湯浅学、吉田明裕、渡辺亨)
■ “ディスコの復権”を象徴する近年の注目アルバム(林剛)
■ 猛威をふるったディスコ・サウンドの影響力
(1)ロック/ポップス(安田謙一)
(2)ジャズ/フュージョン(金澤寿和)
(3)日本のロック/歌謡曲(池上尚志)
■ ディスコ・フィーバー40~『サタデー・ナイト・フィーバー』上陸40周年を記念した再発シリーズの150タイトル(編集部)
【特集】 小西康陽の仕事 1986-2018
小西康陽が、ピチカート・ファイヴでデビューして以降、1986年から現在に至るまでに作詞・作曲・編曲・プロデュース・リミックスで携わった膨大な作品群。女性・男性歌手、そしてグループへの提供曲やプロデュース作品、企画盤への提供曲など、それらのサイドワークから選ばれた5枚組のボックスからは、音楽的にも幅広く充実した仕事ぶりが伝わってきます。今回はインタヴューも交えて、さまざまなアイデアが詰め込まれた彼の音楽の魅力を改めて振り返ってみたいと思います。
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■ 小西康陽 インタヴュー~いかにもこの人が歌いそうだな、という曲を提供することが大切だと思う(水上徹)
■ 『素晴らしいアイデア 小西康陽の仕事 1986-2018』(除川哲朗)
□ ハイレゾCD名盤シリーズ
ハイレゾ音源のクオリティと通常CDの手軽さを兼ね備えた、“CDの最終形”(若月眞人)
□ メガデス
旧盤の瑕疵を三度目の正直で解消~本来の魅力を伝えるファースト・アルバムの決定版(杉原徹彦)
□ エリック・クラプトン
貴重な未発表曲を含むサウンドトラックで音楽的な歩みを振り返る(犬伏功)
□ ウィルコ・ジョンソン
30年ぶりとなるオリジナルの新曲のみで構成したニュー・アルバム(赤岩和美)
□ <アライヴ・ザ・ライヴ>レーベル
ラジオ/TV放送用音源をリマスターCD化するシリーズから、新たに3組が登場(舩曳将仁)
□ ザ・ボー・ハンクス・セクステット
戦前の音楽を新感覚で演奏してきたオランダのバンドによる、鬼才レイモンド・スコットのカヴァー集2作品(阿部広野)
□ ソウル・フラワー・ユニオン
日本のロックの新たな座標軸を提示したキューン在籍時代の5タイトルがリイシュー(志田歩)
□ ミック・ロンソン
デイヴィッド・ボウイを支えたギタリストのサントラ盤(行川和彦)
REGULAR CONTENTS
◆リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
◆インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など
◆[連載]桑本正士が写した音楽と記憶の風景(長門芳郎)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/ヴィクター・ハーバートから夢綴るロスト・アメリカーナ(高橋健太郎)/追憶の泰安洋行(長谷川博一)/洋楽マン列伝~喜久野俊和氏(篠崎弘)/大鷹俊一のレコード・コレクター紳士録/続・蒐集奇談(岡田則夫)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/初盤道(真保安一郎)/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)