A5判240ページ/2019年5月1日発行[雑誌19637-5]
【特集】 1969年の音楽地図
昨年の5月号に続き、50年前=1969年の世界の音楽シーンにスポットを当てた特集です。69年といえば何といっても8月に開催されたウッドストック・フェスティヴァルが話題を集めたイヴェントでした。それもある種の節目となったかのように、サイケからの過渡期であった英国ではジャズ・ロック~プログレッシヴ・ロックが浮上してくるなど、各地で新しい動きが起こってきました。70年代に花開く様々な音楽の萌芽が見られた60年代最後の年だったのです。
■ バンドの再編や方向性の転換が物語る新時代への確かな足どり(大鷹俊一)
■ アメリカのロック/ポップス(湯浅学、近藤康太郎、真保みゆき、直枝政広、萩原健太、渡辺亨)
■ イギリスのロック/ポップス(若月眞人、立川芳雄)
■ ヨーロッパのロック/ポップス(山岸伸一)
■ R&B/ソウル/ブルース(小出斉、出田圭)
■ ジャズ(村井康司)
■ サウンドトラック(上原昭一)
■ ラテン(山本幸洋)
■ ブラジル(駒形四郎)
■ レゲエ(鈴木孝弥)
■ アフリカ/カリブ(深沢美樹)
■ 日本のロック/フォーク(安田謙一)
■ 歌謡曲(鈴木啓之)
□ ザ・ローリング・ストーンズ
凝った選曲が楽しめる最新のベスト盤は、初登場のライヴ・ヴァージョンにも注目(藤井貴之)
□ 大鷹俊一のレコード・コレクター紳士録~番外編
世界主要都市巡回の<Exhibitionism~ザ・ローリング・ストーンズ展>が、遂に日本上陸!(大鷹俊一)
□ デイヴィッド・ギルモア/シド・バレット
ピンク・フロイドの過去と現在を象徴する二人のアーティストの旧作を紙ジャケットで(石川真一)
□ キース・リチャーズ
バンドとしてのサウンドにこだわり抜いた傑作の誉れ高い初ソロ作が、豪華仕様で再登場!(犬伏功)
□ ドン・マクリーン
60年代フォークのスピリットを継承しポップ感覚も併せ持つシンガー・ソングライターの6作品(中村彰秀)
□ 大滝詠一 関連リイシュー
溢れる音楽愛と冷徹な批評眼で監修した再発CDが各社からリリース(加藤義彦)
□ ヴァン・モリソン
90年代を代表する名作『ヒーリング・ゲーム』が、未発表セッション/ライヴ音源を満載した3枚組で登場(遠藤哲夫)
□ クラフトワーク
旧作をアップデートしキャリアを振り返る近年の活動のエッセンスを抽出した重要音源集(村尾泰郎)
□ <アライヴ・ザ・ライヴ>レーベル
クイーンからクリームやドアーズまで、幅広い年代の洋楽ファンにアピールするライヴ盤8タイトル(岡田敏一)
□ 鈴木桃子
インタヴュー~90年代型のソウルフルな女性シンガーのソロとコーザ・ノストラ在籍時の作品を収めたベスト盤(池上尚志)
REGULAR CONTENTS
◆リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
◆インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など
◆[連載]ミュージック・ゴーズ・オン~nakayaan(ミツメ)(柴崎祐二)/桑本正士が写した音楽と記憶の風景(長門芳郎)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/ヴィクター・ハーバートから夢綴るロスト・アメリカーナ(高橋健太郎)/続・蒐集奇談(岡田則夫)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/初盤道(真保安一郎)/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)