A5判208ページ/2023年6月1日発行[雑誌19637-6]
【特集】 山下達郎 RCA/AIRイヤーズ
近年、アナログ盤やシティ・ポップのブームとも並行してさらに評価が高まってきた1970〜80年代の山下達郎。手に入れにくくなって久しいLPの再発を求める声も高く、“TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection”として5〜9月にかけてアナログとカセットで再発されることになりました。今回はインタヴューを中心に、アナログ・レコーディングの爛熟期と軌を一にしたRCA/AIRレーベル在籍時代の活動を辿ります。
■ 山下達郎インタヴュー〜僕にとってのレコードはミクロコスモスなんです。その中に無限の世界を構築することができる(真保みゆき)
■ RCA/AIR時代の山下達郎ヒストリー(栗本斉)
■ RCA/AIR時代のサウンドをバンド・アンサンブルから聴きとく(鳥居真道)
■ 山下達郎ディスコグラフィー1976-1982
オリジナル・アルバム(池上尚志、ガモウユウイチ、萩原健太、松永良平)
シングル(池上尚志)
企画盤/編集盤(除川哲朗)
その他のアルバム未収録曲(除川哲朗)
■ 提供曲/編曲/コーラス・演奏参加曲/プロデュース作(馬飼野元宏)
【特集】 岡田徹の仕事
■ 岡田徹ヒストリー〜ポップなメロディへの愛とスタジオ・ワークの追求にささげられた音楽人生(村尾泰郎)
■ 岡田徹さんの思い出(澤部渡)
■ 岡田徹の残した名曲(エブリデ、岡村詩野、小山守、柴崎祐二、村尾泰郎)
■ ソロ/プロジェクトのアルバム(小川真一、宗像明将)
□ キャロル・キング
約半世紀を経て全貌が明らかになった73年のライヴがCDとDVDでリリース(片島吉章)
□ ニール・ヤング
クレイジー・ホースの面々とのプロジェクトと公式ブートレグ・シリーズからの2作が登場(大鷹俊一)
□ ドゥービー・ブラザーズ
初期の10タイトルが日本盤LPを模した紙ジャケのハイレゾCDで登場(武田昭彦)
□ ムーディー・ブルース
キャリア屈指の名作『子供たちの子供たちの子供たちへ』に1969年のロイヤル・アルバート・ホール公演などを加えた拡大版(犬伏功)
□ ビクター・トレジャー・アーカイヴス
“昭和の文化”を豊かにした作曲家たちの編集盤シリーズの続編がリリース(安田謙一)
□ マイク・オールドフィールド
50周年を迎えた『チューブラー・ベルズ』をめぐる永遠に完結しない“変奏”の歴史(石川真男)
□ イエス
スティーヴ・ハウがプロデュースも手がけた壮大な新作『ミラー・トゥ・ザ・スカイ』(松井巧)
□ <アライヴ・ザ・ライヴ>レーベル
06年の来日公演など様々な時期のジェフ・ベックを捉えたライヴ盤4タイトル(近藤正義)
□ アーキテクチャ
“韓国のアネクドテン”と話題のバンドがデビュー・アルバム『冷たき衝動』をリリース(舩曳将仁)
□ 渡辺真知子
実力派シンガー・ソングライターのデビュー45周年記念コンサートを収録した新作(鈴木啓之)
□ デフ・レパード
オーケストラとの融合がバンドの歴史を明示するデフ・レパードの新作(武田砂鉄)
□ ドリーム・シアター
公式ブートレグ第19弾は4thアルバムのカットアップ音源集(山﨑
智之)
□ ADAM at
ジャンルを横断するピアノ奏者の人気曲をさまざまな解釈でリミックス(土佐有明)
REGULAR CONTENTS
◆リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
◆インフォ・ステーション……ニュース、書評など
◆[連載]ミュージック・ゴーズ・オン〜イハラカンタロウ(柴崎祐二)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/スティーヴ・クロッパー・リメンバーズ(稲葉光俊)/ヴィクター・ハーバートから夢綴るロスト・アメリカーナ(高橋健太郎)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/初盤道(真保安一郎)/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)