ミュージック・マガジン
2023年11月号
A5判224ページ/2023年11月1日発行[雑誌08479-11]
【特集】 くるり
1996年、立命館大学の音楽サークル=ロックコミューンで、岸田繁、佐藤征史、森信行によって結成されたバンド、くるり。この10月に、約20年ぶりに森が参加し、その3人での制作となった14作目の新作『感覚は道標』を発表。そしてその制作の様子を追った初のドキュメンタリー映画『くるりのえいが』も公開になった。原点回帰し、また新たな出発点に立ったくるりが今、考えることとは。
■ ロング・インタヴュー〜約20年ぶりに3人で音楽を作る中で感じた、この3人ならではの面白さ(大久保和則)
■ 『くるりのえいが』〜まだ踏み入れていなかった新しい世界を示す道標(峯大貴)
■ サークルの後輩から見た、デビュー当時のくるり(飯田仁一郎)
■ くるりのディスコグラフィ(井草七海、岡村詩野、金子厚武、志田歩、峯大貴、吉本秀純)
【特集】 Y2Kリヴァイヴァルを考える
昨今、ポップ・パンクやドラムンベースなど、2000年代前後の意匠を取り入れたサウンドが新鮮なものとして受け入れられている。いわゆる「Z世代」を担い手として、音楽以外の領域でも巻き起こっている、この懐かしくも新しいリヴァイヴァルの正体に迫る。
■ 限りなく今と過去をシームレスに繋げる現象〜ムーヴメントの社会的背景(つやちゃん)
■ Y2Kリヴァイヴァル・ディスク・ガイド(つやちゃん、天井潤之介、近藤真弥、清家咲乃、セメントTHING、林剛、和田信一郎)
□ ザ・ローリング・ストーンズ〜2023年の素の姿を現出させ、音盤に刻んだ18年ぶりの新作(湯浅学)
□ サンファ〜デビュー作から6年半ぶりに発表する、祖父の名を冠した2作目(油納将志)
□ 金延幸子×久保田麻琴〜98年の『Fork in the Road』のリプロダクション作と72年の『み空』のリマスター盤(大石始)
□ キャット・パワー〜ボブ・ディランの伝説的コンサートを再現したライヴ盤(渡辺亨)
□ ニュー・スタンダード2020s〜第46回 アンビエント・ポップ(柴崎祐二、岡田拓郎、岡村詩野、木津毅、小松香里、坂本哲哉、高橋アフィ)
□ ジ・オーブ&デヴィッド・ギルモア(坂本哲哉)
□ ボンベイ・バイシクル・クラブ(小林祥晴)
□ エヂ・モッタ(長谷川町蔵)
□ ザ・ドラムス(木津毅)
□ ドーズ(早坂英貴)
□ ローラ・コバチ(土佐有明)
□ クリス・ボッティ(佐藤英輔)
□ ジョン・スコフィールド(原雅明)
□ ジャック・リー&ネイザン・イースト(池上尚志)
□ ティナリウェン(森崎昌太)
□ ジュピター&オクウェス(奥村恵子)
□ ケルティック・クリスマス2023(山岸伸一)
□ 石川ひとみ(鈴木啓之)
□ 大西ユカリ(宗像明将)
□ さがゆき&八木のぶお(大谷隆之)
□ ポニーのヒサミツ(小山守)
□ ポピュラー・ミュージックは未来を憧憬するか?(あがた森魚)
Front Line
◇ テリー・ライリー
◇ DJシャドウ
◇ ウォルフガング・ムースピール
◇ ミゲル・アトウッド・ファーガソン
◇ ザ・キルズ
◇ KODAMA AND THE DUB STATION BAND
◇ 大比良瑞希
◇ 原田知世
◇ 五条院凌
REGULAR CONTENTS
◆アルバム・ピックアップ……注目の新作をじっくり批評。
The Rolling Stones/James Blake/Olivia Rodrigo/Sampha/Pedro Fonte/KODAMA AND THE DUB STATION BAND/Night Tempo/半田健人 ほか
◆クロス・レヴュー……4人の評者が採点評価で誌上バトル!
◆アルバム・レヴュー/ヴィデオ・レヴュー……洋楽・邦楽の最新リリース200〜300タイトルを鋭い評文とともに10点満点で採点。音楽ライフの頼れる味方!
◆輸入盤紹介……世界各国あらゆるジャンルの注目作を詳細にいち早く!
Don Letts/Buju Banton/Yussef Dayes/Sparklehorse/Nicholas Krgovich/Laurel Halo/Juls/Dato' Sri Siti Nurhaliza ほか
◆[連載]町田康「忘れじの唄」/近田春夫の帯に短し襷に長し/寺尾紗穂の戦前音楽探訪/木津毅のLGBTQ+通信/安田謙一のこれがヒットか!?/吉田豪のアイドル・マスター!/萩原健太のコンパクト・ディスカヴァリー
◆国内外の音楽関連ニュース/ライヴ、本、映画の本格的レヴュー/コンサート情報など