ミュージック・マガジン
2024年12月号
A5判224ページ/2024年12月1日発行[雑誌08479-12]
【特集】 XG
韓国を拠点とする日本人7人組ガール・グループ、XG。2022年にデビューした彼女たちが今、新たなムーヴメントを巻き起こしている。ヒップホップ/R&Bを基調とした鮮烈なサウンドとパフォーマンス、そして常識にとらわれない独自の世界観は、瞬く間にシーンを席巻。その熱狂はグローバルな規模で拡大し、いまや彼女たちは北米やヨーロッパでも強力なファンダムを生み出しているのだ。そんなXGが遂に本誌初登場。2ndミニ・アルバム『AWE』のリリースを機に、その魅力と規格外の可能性に迫る。
■ ロング・インタヴュー〜ポップ・ミュージックの固定観念を壊す7人のアイデンティティ(つやちゃん)
■ JAKOPS(SIMON)インタヴュー〜CEO/エグゼクティヴ・プロデューサーが語るXG誕生の背景とクリエイティヴへのこだわり(大石始)
■ XGを象徴する三つのキーワード(竹田ダニエル)
■ 無限に広がり続けるXGの宇宙を作品から読み解く(伊賀丈晃)
■ XG全曲ガイド(島岡奈央、万能初歩、MINORI、伊賀丈晃、渡辺裕也)
■ "XG TAPE" "XG VOX" シリーズの魅力(伊賀丈晃)
【特集】 細野晴臣『HOSONO HOUSE』
1973年、25歳の細野晴臣が狭山の米軍ハウスでインディペンデントで制作したソロ・デビュー作『HOSONO HOUSE』は、50年の時を経た今もなお新しいリスナーを魅了し、国境も越えて世界中の人々に聴かれ続けている。今年2月から1曲ずつ発表されていたマック・デマルコ、サム・ゲンデルらによる『HOSONO HOUSE』のカヴァー集がアナログで発売されるのを機に、いま改めてこの“伝説”として語られるアルバムを考える。
■ 国境を越えたカヴァー集『HOSONO HOUSE COVERS』(松永良平)
■ 久保田麻琴が語る『HOSONO HOUSE』
■ 『HOSONO HOUSE』と私(金延幸子、kiki vivi lily、佐藤良成/ハンバート ハンバート、曽我部恵一、高田漣、高野寛、Rei)
■ 『HOSONO HOUSE』全曲解説(柴崎祐二)
【特集】 高野寛
高橋幸宏のプロデュースでデビューした高野寛が、35周年を記念したアルバム『Modern Vintage Future』と、書き下ろしエッセイ本『続く、イエローマジック』を発表する。本人インタヴューとともに、ソロ名義の全アルバム解説でその軌跡をたどる。
■ インタヴュー〜まだ見たことのない景色を見たい欲深さはあります(吉村栄一)
■ アルバム・ガイド(岡村詩野、小川真一、萩原健太、峯大貴、宗像明将、村尾泰郎)
■ 大学特任教授としての高野寛(岡村詩野)
□ ジョン・バティステ〜ベートーヴェンに自分自身の状況を重ねた新作(落合真理)
□ ニュー・スタンダード2020s〜第59回 ゴシック・ロック(村尾泰郎、石川真男、大鷹俊一、かこいゆみこ、小林祥晴、近藤真弥、行川和彦、渡辺亨)
□ アニマル・コレクティヴ(金子厚武)
□ ハンバート ハンバート(宗像明将)
□ Ben Inui(高久大輝)
□ tenbin O(しろみけさん)
□ エルスウェア紀行(土佐有明)
□ 高木正勝(坂本哲哉)
□ 大工哲弘(大石始)
□ 瑞姫(原田和典)
□ アルバム・セレクション・シリーズ『60年代ソウル』(鈴木啓志)
Front Line
◇ 矢野顕子×上原ひろみ(佐藤英輔)
◇ 吾妻光良 & The Swinging Boppers(今井智子)
◇ ジュリー・クール(油納将志)
◇ バナナガン(吉本秀純)
◇ 安部勇磨(松永良平)
◇ 柴田淳(廿楽玲子)
◇ kiss the gambler(峯大貴)
◇ 原田知世(石川真男)
◇ ミンモア(岡村詩野)
◇ エミとゲル(安田謙一)
◇ Wink Music Service(小山守)
◇ TOSH(小松香里)
REGULAR CONTENTS
◆アルバム・ピックアップ……注目の新作をじっくり批評。
Father John Misty/Jelly Roll/The Cure/Sophie/Julian Mayorga/XG/『HOSONO HOUSE COVERS』/田中ヤコブ ほか
◆クロス・レヴュー……4人の評者が採点評価で誌上バトル!
◆アルバム・レヴュー/ヴィデオ・レヴュー……洋楽・邦楽の最新リリース200〜300タイトルを鋭い評文とともに10点満点で採点。音楽ライフの頼れる味方!
◆輸入盤紹介……世界各国あらゆるジャンルの注目作を詳細にいち早く!
Sheila E./John Roseboro/Tyshawn Sorey/BigXthaPlug/Omar Courtz/Two Shell/Memotone/Peni Candra Rini ほか
◆[連載]町田康「忘れじの唄」/近田春夫の帯に短し襷に長し/寺尾紗穂の戦前音楽探訪/木津毅のLGBTQ+通信/安田謙一のこれがヒットか!?/野沢あぐむの痛快!艶歌まる齧り/萩原健太のコンパクト・ディスカヴァリー
◆国内外の音楽関連ニュース/ライヴ、本、映画の本格的レヴュー/コンサート情報など